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オールドベリー原子力発電所()は、イギリス、サウス・グロスターシャーの近郊のセヴァーン川河口付近南岸に位置する原子力発電所。運営はマグノックス社が原子力廃止措置機関を代理して行っている。オールドベリーはセヴァーン川の河口とブリストル海峡の近郊にある4か所の1つであり、そのほかにもバークレー原子力発電所、ヒンクリー・ポイント原子力発電所A・Bなどが存在する。 == 歴史 == 1967年に開所し、2基のマグノックス炉で合計424MWeの電力を生産しており〔Nuclear Power Plants in the UK 〕、ブリストルの2倍の規模の都市域の通常の一日の利用に十分な電力である。1号機は1967年9月18日に臨界し、1967年11月9日に発電を開始した。2号機は1968年4月に発電を開始している〔http://www.mythornbury.co.uk/oldbury_power_station〕。 建設は原子力グループ(The Nuclear Power Group)として知られるコンソーシアムに行われた〔The UK Magnox and AGR Power Station Projects 〕。原子炉は原子力グループが供給し、タービンはとパーソンズが提供した〔。主な民間建設請負企業はであった〔。建設は1961年に始まった〔。 オールドベリーはプレストレスト・コンクリート圧力容器を利用したイギリスの最初の原子力発電所で、以前のマグノックス炉は小型原子炉により適した鋼鉄製の圧力容器を利用していた。 設計正味発電量は626MWeであったが、原子炉内の高温の二酸化炭素冷却材による鋼材腐食問題から運用温度は運用開始後すぐに減少させられ、出力の大幅な減少の原因となった。最初の出力は424MWeとされていたが、1973年に400MWeに下げられた。 その後救済措置が取られ、設計温度の412°Cと比較して1983年でガスの出口温度が365°C、出力が434MWeに徐々に増加し、その後平常の運用出力として維持された〔。 発電所はもともと2008年の終わりに停止する予定であったが、しかしながら、さまざまな段階での認可で利用は継続され、2号炉は2年半、1号炉は4年間延長された。 2号炉は2011年6月30日に運用を終え、2012年2月29日に1号炉も続いて運用を終えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オールドベリー原子力発電所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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