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オーヴルチ公はオーヴルチ公国の君主の称号である(「公」はクニャージからの訳出による)。君主号・公国の名は、その首都だったオーヴルチによる。 ==オーヴルチ公の一覧== :一覧のうち、( )はオーヴルチ公国領域の統治者の称号を示す。 キエフ・ルーシ期(ドレヴリャーネ公) *オレグ・スヴャトスラヴィチ(ru) - 在位:970年 - 977年 *スヴャトスラフ・ウラジミロヴィチ(ru) - 在位:988年 - 1015年 キエフ・ルーシ期・オーヴルチ公 *ロマン・ロスチスラヴィチ - 在位:1163年頃 *リューリク・ロスチスラヴィチ - 在位:1212年 - 1203年、1206年 - 1207年、1207年 - 1208年〔Л. В. Войтович Додаток 1. Державні утворення на українських і суміжних з ними землях та їхні правителі XIII — першої половини XVII ст. // ІСТОРІЯ УКРАЇНСЬКОЇ КУЛЬТУРИ Том 2 (Українська культура XIII — першої половини XVII століть) 〕 *ロスチスラフ・リュリコヴィチ - 在位:1210年 - 1218年 *ウラジーミル・リュリコヴィチ - 在位:1219年 - 1223年 *ロスチスラフ・ウラジミロヴィチ - 在位:1223年頃 - 1235年〔СМОЛЕНСЬКА ГІЛКА РЮРИКОВИЧА. СМОЛЕНСЬКА І ЯРОСЛАВСЬКА ДИНАСТІЇ // Л.Войтович КНЯЗІВСЬКІ ДИНАСТІЇ СХІДНОЇ ЄВРОПИ 〕〔Н. Маркевич. История Малороссии, Т. 5, М. 1843〕 *ウラジーミル・リュリコヴィチ - 在位:1235年 - 1239年 ※再任 ジョチ・ウルス期・オーヴルチ公 :モンゴルのルーシ侵攻を経て、1240年よりジョチ・ウルスのバスカクによる統治が行われた。この期間にオーヴルチ公として言及される以下の人物がいる。 *アンドレイ・イヴァノヴィチ - 在位:14世紀の第一四半期 *エフスタフィー・イヴァノヴィチ - 在位:14世紀の第一四半期 *イヴァン・スタニスラヴィチ - 在位:14世紀前半 *イヴァン・ボリソヴィチ? - 在位:? - 1399年 *ドミトリー? リトアニア大公国期(キエフ公) :1362年のシニュハ川の戦いでリトアニア大公国がジョチ・ウルスを破り、オーヴルチを含む南ルーシを領土に加えた。リトアニア大公国期には、オーヴルチは主にキエフ公の所領の一部として統治された〔Теодорович Н. И. Историко-статистическое описание церквей и приходов Волынской епархии. Т. 1. Почаев, 1888 〕。
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