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カイコウラ
カイコウラ(英称:Kaikoura)は、ニュージーランド南島・カンタベリー地区北東部、東海岸に面したカイコウラ半島に位置する港町、漁村。ニュージーランド国内ではホエールウオッチングを体感できる観光地として有名な町である。人口は3,621人(2006年)。カイコウラはマオリ語で“クレイフィッシュ(イセエビの一種)を食べる”(Kai=meal/food, Koura=cray fish)を意味する。 == 歴史 == 900年以上前に、ニュージーランドの先住民族マオリ族の部族が巨鳥モアを追いかけ現在のカイコウラへ入植する。1770年にジェームズ・クックがカイコウラ半島を発見して以降、ヨーロッパからの移民入植が開始される。1843年に最初の捕鯨基地が設立され捕鯨が開始される。1850年以降、鯨の生息数が激減し、捕鯨から農業、酪農などへ産業移転する。1964年にニュージーランドの捕鯨活動は停止される。1978年に海洋哺乳類保護法が施行され、鯨、イルカ、オットセイなど海洋哺乳類の保護活動が開始される。1980年代後半にマオリ族出身者の失業問題や低迷する地域経済の立て直しをきっかけに環境保護と観光業を合わせもつエコツーリズム会社を設立。カイコウラの地理的な条件、環境を活用したホエールウオッチングが成功し、国内外から年間100万人を超える旅行者が鯨、イルカ、オットセイなどの海洋生物の見学ツアーに参加している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カイコウラ」の詳細全文を読む
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