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カインチュア (''Canh chua'') はベトナム南部のメコンデルタ地域の特色あるスープである。近年は近隣のホーチミン市はもちろんハノイなど北部でも広く食されている。 == 概要 == カインチュアの''canh'' は「澄んだおつゆ」、''chua'' は「酸っぱい」を意味し、文字通り酸味のあるスープである。スープの酸味は一般にタマリンド(メー、''me'')によって出される。タマリンドは少量を湯に入れてしばらくかき混ぜ、酸味がよく出てからスープに加える。 タマリンドの他、メコン川から獲った魚、パイナップル、トマト、モヤシで出汁を作り、具として他にオクラ、ハスイモ (''dọc mùng'', ''bạc hà'') などの野菜を使うこともある。カインチュアの具に合わせて、レモンのような香りのハーブであるシソクサ (''ngò ôm'') 、炒めたニンニク、ぶつ切りにしたネギの他、ベトナミーズコリアンダー (''rau răm'')、オオバコエンドロ (''ngò gai'')、タイバジル (''rau quế'') 等のハーブが薬味として添えられる。 火鍋で作るカインチュアは、ラウ・カインチュア(''lẩu canh chua'')と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カインチュア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Canh chua 」があります。 スポンサード リンク
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