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カセグレン焦点[かせぐれんしょうてん]
カセグレン焦点(カセグレンしょうてん、)とは、天体望遠鏡などの光学系における、合成焦点を結ぶ観測用焦点のこと。 == 概説 == カセグレン焦点は、凹面鏡からなる主鏡と双曲面からなる副鏡の合成焦点を結ぶ主焦点観測点のことである。反射式望遠鏡の場合には、いくつかのタイプがある。詳細は、天体望遠鏡の項を参照。凹面鏡は、基本的には放物面(パラボラ面)からなり、その放物面の焦点を、主焦点と呼び、そこに主焦点観測装置が置かれる。しかしながら、主焦点は広い視野を観察する場合は適するものの、高い空間分解能が必要な用途には適さないため、合成焦点を結ぶ様々な方式が考案されている。 もしも光学系において正立像を希望するならば、グレゴリー式という凹面鏡と凹面鏡からなる合成焦点系が用いられる。しかしながら、この方式は視野が狭い、遮蔽率が大きくなるなどの問題点がある。これに対して、主焦点を結ぶ前に、双曲面からなる凸面鏡を設置して、合成焦点を結ぶという方法がある。これを、カセグレン焦点と呼ぶ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カセグレン焦点」の詳細全文を読む
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