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カタメニア : ウィキペディア日本語版
カタメニア

カタメニアCatamenia)は、フィンランドメロディックブラックメタルバンドである。デビュー当時から一貫してマサカー・レコードと契約している。キーボーディストが在籍していた時期は、シンフォニックブラックメタルとされる場合もあった。
8thアルバムまでは、ジャケットに、毎回の絵が描かれており、このバンドの特徴であったが、9thアルバム『Cavalcade』では、ジャケットに狼の絵が描かれなかった。その次にリリースされたセルフカバーコンピレーション・アルバム『The Rewritten Chapters』で狼の絵が復活した。
== 略歴 ==
1995年に、ミカ・テニング (Vo)とリク・ホピアコスキー (Lead G)の2名を中心に結成。2枚のデモをリリースした後、2枚目のデモ『Winds』がきっかけとなって、マサカー・レコードと契約。この時のメンバーは、ミカ・テニング (Vo)、リク・ホピアコスキー (Lead G)、サンポ・ウッコラ (Rhythm G)、ティモ・レフティネン (B)、トニ・テルヴォ (Ds)、ヘイディ・リイヒネン (Key)であった。
1998年に、1stアルバム『Halls of Frozen North』をリリースし、デビューする。翌1999年に2ndアルバム『Morning Crimson』をリリース。その後、サンポ・ウッコラとトニ・テルヴォが脱退し、アリ・ニッシラ (Rhythm G)とシル・ルッティネン (Ds)が加入した。
2000年に、3rdアルバム『Eternal Winter's Prophecy』リリースするも、シル・ルッティネンとヘイディ・リイヒネンが脱退したため、キーボードは、リク・ホピアコスキーが兼任した。ヤンネ・クスミンをセッションドラマーとして、2002年に4thアルバム『Eskhata』をリリース。リリース後、空席だったドラマー、キーボーディストとして、ヴェイッコ・ユミスコ (Ds)、テロ・ネヴァラ (Key)が加入した。2003年に5thアルバム『Chaos Born』をリリース。リリース後、オリジナルメンバーのミカ・テニングとティモ・レフティネンが脱退し、O.J.ムストネン (Vo)とミッコ・ヘポオヤ (B)が加入。
2005年に6th『Winternight Tragedies』をリリース。同アルバムは、スピリチュアル・ビーストからリリースされ、日本デビューを果たした。ミッコ・ヘポオヤが脱退し、トニ・カンサノヤ (B)を迎えて、2006年に『Location: COLD』をリリース。リリース後、カリ・ヴァハクオプス (Clean Vo)が加入。この後、ポーランドで行われたライブ映像をおさめたDVD『Bringing the Cold to Poland』がリリースされている。
その後、ヴェイッコ・ユミスコ、テロ・ネヴァラ、O.J.ムストネンが脱退したが、メンバー補充はミッコ・ネヴァンラフティ (Ds)のみで、ボーカルは、アリ・ニッシラが兼任し、キーボーディストは補充されなかった。
この布陣で、2008年に8thアルバム『VIII - The Time Unchained』をリリースした。その後、2010年3月に9thアルバム『Cavalcade』をリリース。9thアルバムでは、ブラックメタルの要素が希薄になり、メロディックデスメタルへの接近を見せた。また、このアルバムからクリーンヴォーカリストのカリ・ヴァハクオプスがリズムギターを兼任するようになる。また、今までリズムギターを担当していたアリ・ニッシラはボーカルに専念することとなった。ただし、この9thアルバムにおいては、アリ・ニッシラ及びカリ・ヴァハクオプス両名ともギターを担当していることがクレジットされており、タイトルトラックの『Cavalcade』のPVでもアリ・ニッシラ、カリ・ヴァハクオプスともにギターを弾いている。
しかし、同年10月にリク・ホピアコスキーを除く、アリ・ニッシラ、トニ・カンサノヤ、ミッコ・ネヴァンラフティ、カリ・ヴァハクオプスの4名が脱退した。これに伴い、ミッコ・ヘポオヤ (B, Back Vo)が再加入し、ミッコ・ヘポオヤとアルティメイタムで同僚のサウリ・ヤウヒアイネン (G)、トニ・クヴィック (Ds, Clean Vo)が加入した。その後、ミッコ・ヘポオヤ、サウリ・ヤウヒアイネン、トニ・クヴィックの3名は2011年6月に3人そろってアルティメイタムを脱退し、カタメニアに専念することになった。また、ボーカリストには、オーディションを経て、All Againstで活動しているユハ・マッティ・ペルットゥネンが加入した。2011年5月には、Silent Threnodyで活動するキーボーディストのユッシ・サウヴォラ (Key)が加入。2006年に脱退した、テロ・ネヴァラ以来、およそ5年ぶりにキーボーディストがバンドに加わった。
2012年4月、新編成でセルフカバーコンピレーション・アルバム『The Rewritten Chapters』をリリース。2014年10月に、Tokyo Dark Fest 2014のヘッドライナーとして初来日〔http://tdf.jp/index_ctm.html 2014年10月6日閲覧。〕。東京大阪でライヴを行った〔。
9枚のフルアルバムを発表しているベテランバンドであるが、前述の略歴から分かるように、メンバーの入れ替えが激しく、1stアルバム発表時のメンバーで現在カタメニアに残っているのは、リードギタリストのリク・ホピアコスキーのみである。また、1stアルバムと2ndアルバム及び、8thアルバムと9thアルバムは同じメンバーで作成されたが、それ以外のアルバムでは、アルバムごとにメンバーが異なる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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