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ジャマダハル ジャマダハル(jamadhar)は、武器(刀剣)の一種。主に北インドで使われていたもので、ブンディ・ダガーとも呼ばれる。切るよりも刺すことに特化した特徴的な形状を持つ武器である。 ジャマダハルの特徴は、通常の短剣の柄とは大きく異なったその握りにある。この握りは、刀身とは垂直に、鍔とは平行になっており、手に持つと拳の先に刀身が来る様な造りになっている(図参照)。従って、あたかも拳で殴りつけるように腕を真っ直ぐ突き出せば、それだけで相手を刺すことが出来る。そのため力を入れやすくなっており、他の短剣に比べて鎧を貫通しやすいとされる。19世紀には他の剣と同様に廃れた。 == 呼称の変遷 == この武器は西洋においては普通カタール、カタラ(Katar,Kutar, Katara)等と言われるが、これは誤りであって、カタールとは本来ショートソードの一種である。このような誤解が生じたのは、ムガル帝国のアクバル大帝に仕えたアブルファズルが著した歴史書『アーイーネ・アクバリー』(16世紀)において、カタールとジャマダハルの挿絵が取り違えられていたためである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャマダハル」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Katar (dagger) 」があります。
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