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カダヤシ目 : ウィキペディア日本語版
カダヤシ目[かだやしめ]

カダヤシ目()は、硬骨魚類の分類群の一つ。キプリノドン目あるいはキュプリノドン目とも呼ばれる。2亜目10 科109属で構成され、カダヤシグッピーソードテールなど小型の熱帯魚を中心に1,013種が所属する。
本目はかつてメダカ目と呼ばれていたが、メダカ科(メダカ ''Oryzias latipes'' を含む)がダツ目に移動されたため、呼称がカダヤシ目に変更されたという経緯がある。
== 概要 ==

カダヤシ目に所属する1,013種の魚類のうち、996種は淡水魚である。南北アメリカ大陸アフリカ大陸河川湖沼に分布する仲間がほとんどで、ごく一部がヨーロッパ地中海沿岸やアジア淡水域に産する。日本には在来のカダヤシ目魚類はいないが、カダヤシ(''Gambusia affinis'')およびグッピー(''Poecilia reticulata'')が移入種として全国各地に定着している〔『日本の淡水魚 改訂版』 pp.430-431〕。
体色の性的二形が顕著なグループで、多くの場合雄は雌よりも鮮やかな色彩をもつ。観賞魚モデル生物として利用される種類も多く、世界各地の水族館や個人のアクアリウムで飼育対象とされるほか、生物学の研究材料として長年にわたり貢献した歴史をもつ。本目の魚類は発生の機構や成長の過程が多様性に富んでおり、の大きさは0.3-3mmまで幅広く、胚発生の期間は1週間程度から1年を超える種までさまざまである。
本目にはカダヤシ科・ヨツメウオ科など、体内受精による繁殖をおこなう卵胎生の魚類が多数所属する。雄は臀鰭の鰭条が変形した交接器をもち、雌との交尾に使用する。卵は雌の体内で孵化し、仔魚が産出される。
トウゴロウイワシ目ダツ目と近縁で、カダヤシ目を含めた3グループの間で分類体系の変遷を多く重ねてきた。主に骨格上の特徴に基づき、現在のカダヤシ目の単系統性は支持されている。尾鰭の骨格は対称性をもち、後縁は平坦あるいは丸みを帯び二又に分かれることはない。第一後擬鎖骨はのような形態をしている。腹鰭は通常腹部にあり、もたないものもいる。ダツ目とは異なり、上顎を突き出すことができる。鋤骨・上擬鎖骨をもち、外翼状骨・後翼状骨(頭部を構成する骨の一つ)を欠くことが多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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