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クズ(葛、学名: または var. )は、マメ科クズ属のつる性の多年草である〔浅井 (1993) 74頁。〕。日本では、根を用いて食材の葛粉や漢方薬が作られ、万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている〔。 和名は、かつて大和国(現:奈良県)吉野川(紀の川)上流の国栖(くず)が葛粉の産地であったことに由来する。漢字は葛を当てる(「」で表記する場合もある)。 == 形態 == 地面を這うつるは、他のものに巻きついて10メートル以上に伸び、全体に褐色の細かい毛が生えている〔。 根もとは木質化し、地下では肥大した長芋状の塊根となり、長さは1.5メートル、径は20センチに達する〔。 葉は三出複葉、小葉は草質で幅広く大きい〔。葉の裏面は白い毛を密生して白色を帯びている〔。 花は8-9月の秋に咲き、穂状花序が立ち上がり、濃紺紫色の甘い芳香を発する花を咲かせる〔。花色には変異がみられ、白いものをシロバナクズ、淡桃色のものをトキイロクズと呼ぶ〔。 花後に剛毛に被われた枝豆に似ている扁平な果実を結ぶ〔。 ファイル:Pueraria montana 2.JPG|茎 ファイル:Starr 981208-2617 Pueraria montana var. lobata.jpg|根 ファイル:Starr 020913-0039 Pueraria montana var. lobata.jpg|葉 ファイル:Kuzu_flower.jpg|葛の花穂は下から上へと咲いていく。写真は下部の花は終わって既に落ち、中間部が咲いているところ。上部のつぼみはまだ固い。 ファイル:Kudzu seedpods 6580.JPG|果実 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pueraria montana 」があります。 スポンサード リンク
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