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かっぱ寿司(かっぱずし)は、回転寿司業界の大手企業である。運営はカッパ・クリエイト株式会社。本社は横浜市西区にある。以前は長野県や埼玉県さいたま市に本社があった。 == 概要 == かっぱ寿司の名前の由来は1979年に創業者の徳山淳和が長野市で第一号店を開業した際、コンベアの回転では他の店と同じだと考え、水流で回していた事による。その浮かぶ様が河童のお皿に見えたことから名付けられた。また当初は(水流を使用するため)薄いプラスチックの小皿ではなく寿司桶を回していた〔テレビ朝日 シルシルミシル 〕。 かつては小規模店が多く不振の時期もあったが一般の回転寿司店よりも席が多く広い店内にして、寿司は一律一皿108円(税込み。開始当初は消費税施行前のため100円)にしたことから経営が上向いた。なお、日本で初めて100円寿司やタッチパネル式の注文方式を採用したチェーンでもある〔中京テレビ『PS』2013年1月6日放送より。〕。 以前は11時から翌2時まで営業をしていた店舗もあったが、現在の営業時間は一部店舗を除いて11時から23時までとしている。なお、年末年始は20時で閉店する。通常のラストオーダーおよび最終入店時刻は22時30分または22時45分。リニューアル工事などを除き年中無休で営業している。 2007年にはテレビ朝日『いきなり!黄金伝説。』にて、お笑い芸人トリオのロバートが、練馬店で全品食べ尽くす企画にチャレンジした。また、毎日放送 (MBS)『ランキンの楽園』ではチュニジアの日本人に寿司を届けるということで、ココリコの田中直樹がかっぱ寿司で特訓した。 2013年11月29日、同業第5位である栃木県宇都宮市に本社を置く元気寿司と、早ければ来年度中に経営統合をすることを前提に業務提携すると発表。また同日付で、筆頭株主であるコメ卸最大手である神明の藤尾益雄社長がカッパHDの代表取締役会長兼社長に、元気寿司社長である法師人尚史が社長執行役員に就任した。 しかし、2014年10月2日の日本経済新聞に元気寿司との経営統合交渉を一度白紙に戻し、その上でコロワイドからの株式公開買付け(TOB)や第三者割当増資を受け、コロワイド傘下に収め経営を再建すると報じられた〔コロワイド、「かっぱ寿司」を買収 外食4位に (日本経済新聞2014年10月2日 同日閲覧)〕。その背景としては、現在の両社の筆頭株主で統合を推進してきた神明ホールディングからの支援を受けている両社双方の経営統合交渉が思うように進まず、客足が伸び悩み、既存店売上が2014年6月以後、2013年の同月実績を下回る状態が続いていたことを挙げている〔コロワイド、「かっぱ寿司」買収検討 レストラン事業の拡大目指す (サンケイスポーツ2014年10月2日 同日閲覧)〕。その報道に対し同日カッパ・クリエイトホールディングス側は「決定した事実はない」としていたが〔本日の一部報道について - カッパ・クリエイトホールディングス 2014年10月2日〕、同月27日に元気寿司との業務提携解消〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2014年10月27日〕および、神明ホールディングとの資本提携解消〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2014年10月27日〕。コロワイドの完全子会社のSPCカッパによるTOBに応じることを正式発表した〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2014年10月27日〕。同年12月4日に、SPCカッパによるTOBと第三者割当増資引受けの結果、コロワイドの連結子会社となった〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2014年11月28日〕〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2014年12月4日〕。同月17日、代表取締役はコロワイド出身の五十嵐茂樹に交代した〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2014年11月11日〕。 2015年10月1日、中間持株会社となっていたカッパ・クリエイトホールディングス株式会社は、事業子会社のカッパ・クリエイト株式会社を吸収合併し〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2015年4月27日〕、カッパ・クリエイト株式会社に商号変更した〔 - カッパ・クリエイトホールディングス株式会社 2015年4月27日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「かっぱ寿司」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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