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カテナチオ カテナチオ( ''カテナッチョ''、意味: 閂)とは、1950〜1960年代にイタリアで流行したサッカーの戦術である。 == 概要 == カテナチオという言葉は、イタリア語で「掛けがね」や「閂(かんぬき)」という意味である。ディフェンスラインの後ろで左右に動くスイーパーの動きがかんぬきを差す動きに似ていたところからそう名付けられた。また、カギを掛けたように守備が堅い戦術という意味もある。 ほとんどの選手が自陣に引いてしっかり守るという堅い守備で、前線の数人だけで素早く得点を取るというイタリアのカウンター・サッカーの戦法をこう呼ぶ。サッカーにおいて堅実な試合運びを好み、内容よりも結果を重視するイタリア人らしい戦術である。あまりにも守備を重視した戦術であったため、それが転じて、現在ではイタリア・サッカーの守備的な戦い方そのものを表す。日本では現在でもイタリアのチーム(主にサッカーイタリア代表)の守備のことを「カテナチオ」と呼ぶことがあるが、これは戦術そのものではなく後者の堅い守備陣を指した慣用的表現である。イタリアでは1960年代にこの戦術は消滅しており、既にカテナチオという表現は使われていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カテナチオ」の詳細全文を読む
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