翻訳と辞書
Words near each other
・ カトナ
・ カトナ駅
・ カトパン
・ カトパン (テレビ番組)
・ カトブレバス
・ カトブレパス
・ カトプシス属
・ カトマイ
・ カトマイ国立公園
・ カトマイ山
カトマンズ
・ カトマンズの渓谷
・ カトマンズの男
・ カトマンズの谷
・ カトマンズ・トリブバン国際空港
・ カトマンズ・マッラ朝
・ カトマンズ・東京文化通信
・ カトマンズ国際空港
・ カトマンズ東京文化通信
・ カトマンズ盆地


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

カトマンズ : ウィキペディア日本語版
カトマンズ

カトマンズ( 、ローマ字転写:kaṭhmaḍaũ、)は、ネパール首都で最大の都市である。カトマンドゥとも呼ばれる。
== 概要 ==

カトマンズ盆地は5山に囲まれ、バグマティ川ビシュヌマティ川の2つの川が貫通し、両川に抱かれるような形でカトマンズの町は広がっている。約8000年前までは湖底であった〔盆地全域に数百mの厚さの湖や河川堆積物があり、市内におけるボーリングデータでは地表から少なくとも深さ20mまでは特に軟弱な地層がある。ネパールでは1833年と1934年に100年の間隔で大きな地震が発生し、過去数百年にわたる巨大地震の空白域がカトマンズの周辺とその西武地域にある。これらから近い将来の大地震被害が心配されている。〕〔中部ヒマラヤ巨大地震とカトマンズの危機 ゴンドワナ地質環境研究所〕。カトマンズ盆地の起源は伝説によるとスワヤンブー(Swayambhu、創造者)にあり、文殊菩薩(マンジュシュリー)が旅の途中で見た湖に咲くの花にお参りするために南にある山を削り湖の水を流したところ、その後に肥沃な土地が出現し、人々が住みつくようになった。これがカトマンズ盆地の始まりであるという。それ以来、蓮の花が咲いていた丘はスワヤンブーの住む聖なる場所と崇められるに至った。スワヤンブの光はあまりにも美しく輝き眩しいために、覆われることになり、13世紀ころまでには多くの建物やストゥーパなどが建てられたり、ヒンドゥー教仏教のそれぞれの像が祀られ、僧坊寺院などの建立も相次いだ。この寺院が現在は「カトマンズの渓谷」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されているスワヤンブナートである〔Visit Nepal '98公式サイト - カトマンズ(KATHMANDU) 〕。
首都という場合、通常カトマンズ市をさすが、単にカトマンズという場合、カトマンズ盆地全体、カトマンズ郡(カトマンズ市部を含む)、あるいはカトマンズ首都圏(カトマンズ、パタンバクタプルの各市部)を指す場合もある。かつてはヒッピーのメッカであり、ヒマラヤ登山の玄関であるため多くの高名な登山家も一度は足を止める場所でもある〔『地球の歩き方 ネパール’96-’97』(ダイヤモンド社)〕。
カトマンズ旧王宮広場ダルバール広場)の南西の隅に、一本の木(काष्ठ、カスタ)からできたという伝説をもつ祭場(मण्डप、マンダプ)がある。この建造物の名称、カスタマンダプ (काष्ठमण्डप、kashthamandap) がカトマンズの名の由来だと言われる。建立年は不明だが12世紀頃ではないかと考えられている。
ネパールの人口は2,649万人(2011年の人口調査による)で、カトマンズ盆地には176万人が住んでいる〔外務省”ネパールに対する無償資金協力(カトマンズ-バクタプール間道路改修計画)に関する書簡の交換について”平成20年7月17日 〕〔DTACネパール観光情報局 〕。残りのほとんどの人々は山村で生活している。山村に住む人たちにとってはカトマンズは憧れの土地で、カトマンズ盆地を「ネパール」と呼び、カトマンズに行くことを「ネパールに行く」という。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カトマンズ」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.