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カトマンズの渓谷 : ウィキペディア日本語版
カトマンズの渓谷[かとまんずのけいこく]

カトマンズの渓谷(カトマンズのけいこく、Kathmandu Valley)は、ネパールの首都カトマンズのある盆地一帯のこと。ユネスコ世界遺産に登録されている。通常はカトマンズ盆地ネパール語:काठमाडौं उपत्यका)と呼ばれる。周囲を標高の高い年中雪を抱くヒマラヤの山々に囲まれ緑深く、世界的にも貴重な歴史のあるカトマンズ、パタンバクタプルという3つの芸術、文化性の高い都市を抱く〔Visit Nepal '98公式サイト - カトマンズ盆地 〕。
== 地理 ==
標高は、約1,300m。緯度は沖縄と同程度である。典型的なモンスーン気候。盆地内には、ガンジス川の支流であるバグマティ川などの川が流れ、耕作に適した大地が広がっている。チベットインドを結ぶ交易の中継点でもある。
カトマンズ盆地は、数千年前までは湖だったと考えられている。湖だったことは、この地の神話にも登場する。また、地層から淡水魚化石が発掘されている。
首都のカトマンズ市、ラリトプル市(パタン)、バクタプル市が行政区として存在している。
1979年ユネスコ世界遺産文化遺産)として登録。ただし、ネパール政府は、カトマンズ周囲の景観とともに複合遺産として申請していた。また、急激な都市化により2003年~2007年の間危機遺産の指定も受けていた。
なお、"valley" には「渓谷」「」のほかに「盆地」「流域」の意味があり、カトマンズは後者にあてはまる。一般に「カトマンズの渓谷」「カトマンズの谷」と紹介されているが、これは誤訳に近い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カトマンズの渓谷」の詳細全文を読む



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