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カトリコス(, , )は、東方教会(正教会、東方諸教会、東方典礼カトリック教会)における主教(司教)の位の一つ。 ""(古典再建音一例: カトリコス、現代ギリシア語転写一例: カソリコス)は、新約聖書時代のギリシア語でも現代ギリシア語でも「一般的な」といった意味をもつ形容詞でもあり〔岩隈直『新約ギリシヤ語辞典』238頁、山本書店、2006年5月11日 増訂7版 ISBN 4841400303〕〔川原拓雄『現代ギリシア語辞典』103頁、リーベル出版、1992年9月1日 初版 ISBN 4897980003〕、さらには公同の教会に言及する際などにも用いられる語彙であるが、本項では東方教会における職位を扱う。 == 東方教会における職位 == カトリコスは特定教会組織の首座主教、もしくは重要な教区の主教が保持する称号である。総主教位と組み合わせて保持されるケースもあれば、単独でカトリコスという称号のみを有する場合もある〔"The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p112, ISBN 9780631232032〕。 正教会ではグルジア正教会のグルジア総主教がこのタイトルを有している。非カルケドン派である、アルメニア使徒教会、シリア正教会、エチオピア正教会にも「カトリコス」の称号を有する主教が存在するほか、東方典礼カトリック教会、アッシリア教会にも「カトリコス」の称号を有する主教(司教)が存在する。 このうち、「カトリコス」と「総主教 (Patriarch)」の称号が組み合わせて使われているのは、正教会の全グルジアのカトリコス総主教(, グルジア正教会の首座主教)と、非カルケドン派のエチオピアの総主教カトリコス(, エチオピア正教会の首座主教)である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カトリコス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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