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カネボウ陸上競技部(カネボウりくじょうきょうぎぶ)は東京都世田谷区に本拠地を置く、カネボウ化粧品の実業団陸上競技部。長距離陸上競技の名門として知られている。 == 概要 == 1950年に鐘紡(2001年に「カネボウ」に社名変更)の陸上競技部として、山口県防府市の防府工場に併設する形で発足する。以来、貞永信義(ローマオリンピック男子マラソン代表)、鎌田俊明(モントリオールオリンピック5000m、10000m代表)、伊藤国光(元監督、モスクワオリンピック10000m代表も日本不参加)、服部孝宏(1997年世界陸上アテネ大会男子マラソン代表、同年東京国際マラソン2位)、 高岡寿成(2000年シドニーオリンピック10000m7位入賞、現マラソン日本記録保持者)、入船敏(2005年別府大分毎日マラソン優勝、2008年福岡国際マラソン2位)らの名ランナーを輩出している。また、全日本実業団対抗駅伝大会には26年連続46回の出場を誇り、過去4回の優勝経験を持つ。1996年の第40回全日本実業団対抗駅伝大会では、旭化成とデッドヒートの末、1秒差で優勝を果たした。ちなみにこの年は、旭化成が90年代で唯一優勝を逃した大会でもあった。 2006年4月、カネボウが本社の経営不振により防府工場を閉鎖したことに伴い、間もなくしてチームの所属をカネボウからカネボウ化粧品(2006年1月にカネボウの傘下を離れ、花王の完全子会社となっている)に移管、カネボウ化粧品の陸上競技部(ただしチーム名はカネボウ陸上競技部のまま)として拠点を東京都に移転した。 しかし、その中で2013年には夏から秋頃にかけて新商品で白斑が地肌に出る物質が検出されたことが重大な社会問題となった結果、同年度内の公式大会出場(全日本実業団対抗駅伝大会の地区予選大会以降)を取りやめ、部の活動自体を自粛すると正式発表した。 その後、部の公式Webサイトは公開を当面中止している状況が続いており、首脳陣・スタッフ・選手の正式な入退部状況も不明であった。 2015年4月、現役引退後、コーチを務めていた高岡寿成が監督に就任。それと同時に部の公式Webサイトが復活した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カネボウ陸上競技部」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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