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姓(カバネ、可婆根)とは、古代日本のヤマト王権において、大王(おおきみ)から有力な氏族に与えられた、王権との関係・地位を示す称号である。以下、特別の補足がない限り「氏」は「うじ」、「姓」は「かばね」と読む。 ==起源== カバネの発祥の経緯は明確ではない。ヤマト王権が成熟し、大王家を中心として有力氏族の職掌や立場が次第に確定していく中で、各有力者の職掌や地位を明示するために付与されたと考えられている。カバネには有力豪族により世襲される称号として、いわゆる爵位としての性格と、職掌の伴う官職としての性格の二つの側面があるとされ、古代、ヤマト王権の統治形態を形成する上で重要な役割を果たしてきた〔篠田賢著「カバネ「連」の成立について 」成城大学大学院文学研究科編『日本常民文化紀要 第二十六輯』(成城大学、2006年)35頁参照。〕。 カバネの語源は必ずしも明確ではないが、以下のような説が存在している。 * 株根(かぶね)、株名(かぶな)などで血筋や家系を意味する語より。 * 崇名(あがめな)より変化したもの。 * 新羅の類似した制度「骨品制」より家系を表す骨(ほね)を「かばね」と読んだもの。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カバネ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kabane 」があります。 スポンサード リンク
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