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カファナ : ウィキペディア日本語版
カファナ

カファナセルビア語:、ボスニア語:)、カフェアナマケドニア語:)、カヴァナクロアチア語:)は、旧ユーゴスラビア諸地域でみられる大衆食堂の呼称であり、主としてコーヒー、それにメゼが供される。しばしばバンドの生演奏が披露されるところも多い。
男性が集まって酒やコーヒーを楽しむ社交の場というコンセプトは、オスマン帝国バルカン半島に拡張していく中で同国から持ち込まれたものであり、その後次第に姿を変えて現在のユーゴスラビア地域のカファナへと発展した。
== 呼称 ==
国や言語によって呼称は異なっており、それぞれ次のように呼ばれている:
* セルビア語:(カファナ)、複数形は(カファネ)
* マケドニア語:(カフェアナ)、複数形は(カフェアニ)
* クロアチア語:(カヴァナ)、複数形は(カヴァネ)
* ボスニア語:(カファナ)、複数形は(カファネ)
これらの元になったのは、トルコ語の単語「(カフヴェハネ、「コーヒー・ハウス」の意)」であり、その語源はペルシア語のqahveh-khanehである。これは、アラビア語で「コーヒー」を意味する「qahve」と、ペルシア語で「家」を意味する「khane」のから成る。
マケドニア共和国では、カフェアナはメアナと混同されている。同国では、セルビアの商業民俗音楽を翻訳した流行音楽に伴ってカフェアナの語が浸透し、メアナと同様のものとして、2つの語が混用されるようになった。セルビアでは、カファナといえば伝統料理を供する食堂全般を指すものとして使われる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カファナ」の詳細全文を読む



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