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カフ計画 : ウィキペディア日本語版
カフ計画[かふけいかく]

カフ計画(Project Kahu)は、ニュージーランド空軍A-4K近代化計画である。カフ(Kahu)とは、マオリ語ミナミチュウヒを指す。
== 概要 ==
1986年より開始されたA-4Kの近代化計画は、
*海上走査に最適化されたAPG-66NZレーダー
*コックピットの改良(HOTAS化及び2つのCRTモニターによるグラスコックピット化)
*データ・バス
*LN-93慣性航法装置
*フェランティ4510ヘッドアップディスプレイ
*ヴィンテン(Vinten)の機上映像記録装置
*AN/ALR-66レーダー警戒装置
*AN/ALR-39チャフフレアディスペンサー
からなっていた。
機材の小型化が進んだことで、機体内部に機器を搭載できるようになったことにより、コックピット後方のアビオニクスパックは排除された。この変更に伴い、翼・機体構造の一部は再設計され、配線は交換された。構造物上に位置していたブレード状の計器着陸装置(ILS)のアンテナは、コックピット後方の機体上面に取り付けられている。
1億4千万ニュージーランド・ドルを投じたこの計画により、A-4KはF-16F/A-18と同等の電子機器を搭載し、AIM-9LAGM-65GBU-16レーザー誘導爆弾などの運用能力を獲得した。
A-4KとTA-4Kは、旧オーストラリア海軍機の 10機を含めた20機が改修された。1999年にはF-16への更新が計られたが、この更新計画は実現しないまま、2001年12月13日に飛行隊が解散、2004年までに全機退役した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カフ計画」の詳細全文を読む



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