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カブトガニ綱は、節足動物門鋏角亜門に属する分類群の名称。カブトガニやウミサソリを含むグループを形成している。 == 特徴 == カブトガニ綱(節口綱・剣尾綱とも)は、現生ではカブトガニ類のみを含む群である。化石種は多く知られ、下部古生界の地層から多くの化石が見つかっている。大型種を含む海産の節足動物である。名前は前体部が広がって兜のようになっていることによる。 体は前体部と後体部、および尾部からなる。 前体部は頭胸部であり、その背面は広がって背甲(carapace)を構成する。頭部は不明確で、背面には1対の複眼がある。腹面には1対の附属肢である鋏角があり、先端は鋏となっている。触角やその他の口器はない。胸部腹面には5対の附属肢があり、いずれも歩脚型。両側の附属肢はその基部が正中線で接しており、4対目までの基部の節は口器の役目をするように発達するものが多い。 腹部は現生種では体節が互いに癒合しているが、化石種では体節が区別される例も多い。腹面には附属肢があるが、鰭状となっているものが多い。尾部は鰭状、または剣状。 一般に歩脚で海底を這い回る動物であるが、腹部の鰓や鰭状になった足で遊泳を行うものもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カブトガニ綱」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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