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カペーロス
カペーロス(, ラテン文字表記:kapelos)は、古代ギリシア領域に存在した小売人。現在の小売商に近い。共同体内の市場であるアゴラで主に食物を扱った。紀元前6世紀の中頃まで、ハリカルナッソスでは、カペーロスは女性の職業だった。カペーロスと異なり共同体の外で交易を行なう人々は、エンポロスと呼ばれた。 プラトンの『国家』では、カペーロスについて、アゴラに居住し売買をして奉仕するものと定義されている。また、アリストパネスの喜劇『アカルナイの人々』の主人公もカペーロスをモデルにしているという説がある。 == 出典・参考文献 ==
*カール・ポランニー 『人間の経済 1 市場社会の虚構性』 玉野井芳郎・栗本慎一郎訳、岩波書店、1980年 / 『人間の経済 2 交易・貨幣および市場の出現』 玉野井芳郎・中野忠訳、岩波書店、1980年。 / 〈岩波モダンクラシックス〉、2005年。 - 特に12章、13章。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カペーロス」の詳細全文を読む
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