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カボチヤ : ウィキペディア日本語版
カボチヤ

カボチヤ』(かぼちゃ)は、1929年(昭和4年)8月31日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。監督は小津安二郎モノクロスタンダードサイレント''Pumpkin''インターネット・ムービー・データベース 、2013年2月9日閲覧〕、57分。
当時の松竹蒲田撮影所所長・城戸四郎が量産する方針を出したノンスターの短編ナンセンス喜劇の一本で〔蓮實重彦『監督小津安二郎』、筑摩書房、1992年、p.321〕、カボチャを電車に乗って捨てに行くという物語。初回興行は電気館。併映作品は『銀蛇』(監督安田憲邦)と『夏の日の恋』(監督野村芳亭)〔銀蛇 、日本映画データベース、2013年2月9日閲覧〕〔夏の日の恋 、日本映画データベース、2013年2月9日閲覧〕。現在、脚本〔貴田庄『小津安二郎の食卓』、筑摩書房、2003年、p.255〕・ネガ原版・上映用プリントのいずれも現存していない。
小津は、「非常に短い尺の映画で、本作を演出した時期からの構成方法がようやくわかりかけてきた」と、回想している〔田中眞澄『小津安二郎戦後語録集成』、フィルムアート社、1989年、p.120〕。公開当時の本作について北川冬彦は、スラップスティック専門の演出家・大久保忠素門下であった小津への影響を指摘している〔北川冬彦『映画への誘い』、温故堂出版部、1952年、p.140〕。松竹が編集した『小津安二郎 新発見』において、同社は本作を「後年の小津の特長が現れた短篇喜劇の佳作」と評している〔。
== あらすじ==
山田藤助(斎藤達雄)の家では、子どもたち(半田日出丸、小桜葉子)が「お母さん、今日もカボチャなの」というほど、連日のおかずはカボチャである。山田もそう思うが、それは自分の稼ぎの帰結であるため、口には出せない。「俺はカボチャが大好きだよ」と山田は言わざるをえない。しかしあまりのカボチャぶりに山田は電車に乗って、カボチャを捨てに行く。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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