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カマラン島[かまらんとう]
カマラン島は紅海南東部にあるイエメン領の島。面積は約180平方キロメートル。北北東から南南東に延びた島であり、長さ約18km幅約7km。砂漠気候下にあり、植生には乏しい。島の周囲にはサンゴ礁が見られる。 == 歴史 == 16世紀にはポルトガル人が来航したことは判明している。19世紀にはオスマン帝国が紅海沿岸に勢力を伸ばし、カマラン島もその勢力下に入っている。オスマン帝国はメッカ巡礼者の検疫所として島を用いている。 第一次世界大戦中の1915年6月にイギリス軍はアデンから兵力を派遣し、当地を勢力下においた。正式な領有は宣言されなかったものの、ローザンヌ条約での異議がでなかったこともあり、アデン植民地に統合はされなかったものの、一体として統治が続けられた〔 The Kamaran Order in Council, 1949 (SI 1949/137) 〕。 1967年11月30日に南イエメンがイギリスから独立すると、カマラン島も南イエメン領になったが、南イエメンから離れ、北イエメンの沿岸部にある島であったこともあり、1972年に北イエメンが侵攻し占領した。1990年にはイエメンの統一により、イエメン領となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カマラン島」の詳細全文を読む
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