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神大市比売(かむおおいちひめ)は、日本神話に登場する神である。神社の祭神としては大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)の神名で祀られることが多い。 日本神話では、『古事記』の須佐之男命の系図に登場する。大山祇神の子で、櫛名田比売の次に須佐之男命の妻となり、宇迦之御魂神(稲荷神)と大年神を産んだ。 2柱の御子神はどちらも農耕に関係のある神であり、神大市姫命もまた農耕神・食料神として信仰される。神名の「大市」は大和・伊勢・備中などにある地名に由来するものとみられるが、「神大市」を「神々しい立派な市」と解釈し、市場の守護神としても信仰される。 神大市姫命を祀る神社として、静岡浅間神社内の大歳御祖神社(静岡県静岡市葵区)、湯田神社(三重県伊勢市)、市比売神社(京都市下京区)、大内神社(岡山県備前市)などがあるが、須佐之男や子の 宇迦之御魂、大歳神を祀る神社は非常に多いのに比して極端に少ない。 奈良県桜井市にある3世紀中頃の築造とされる箸墓古墳には、宮内庁治定として「大市墓」の銘〔治定者は倭迹迹日百襲姫命であり、一般に「大市」は地名とされる。〕がある。 伏見稲荷大社の下社祭神「大宮能売大神」はアメノウズメと言われているが、これを『二十二社註式』〔吉田兼倶(応仁元年1469年)。〕、『稲荷神社考』〔前田夏蔭、江戸時代末期。文中での吉田兼倶の『神名帳頭注』(文明元年)の引用による。〕では大市姫命に当てている。 == 注釈 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「神大市比売」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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