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カヤンガン・ティガ(バリ語:Kahyangan Tiga)とは、バリ島の村(デサ)ごとにみられる三寺院の総称である。 == デサと寺院の構成 == バリ島ではバリ・ヒンドゥーの信仰体系に根ざした地域社会が形成されており、なかでもその慣習村(デサ・アダット)を支えているのがカヤンガン・ティガであり、以下の三寺院からなる。 * プラ・デサ(Pura Desa) :デサを創始した祖先をまつる寺院。 * プラ・プセー(Pura Puseh) :デサの集会所を兼ねる寺院。 * プラ・ダルム(Pura Dalem) :墓地を併設し、まだ浄化されていない死霊をまつる寺院。 バリ人の方位観にしたがって、プラ・プセー、プラ・デサはデサの山側(カジャ)の聖なる場所に、プラ・ダルムはデサの海側(クロッド)の穢れた場所に建てられている。この寺院の配置によって、デサ・アダットは三界の構造をもつ小宇宙として表象されているのである。そして、これらの寺院それぞれに対しては、創立記念祭(オダラン)がデサ・アダットの成員によって行なわれ、デサの領域の清浄が保たれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カヤンガン・ティガ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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