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カラクサナズナ
カラクサナズナ(唐草薺、学名:''Coronopus didymus'')はヨーロッパ原産(南米原産とする説もある)のアブラナ科カラクサナズナ属の越年草である。マメグンバイナズナ属(Lepidium)に分類する意見もある〔。 現在では世界の温帯地方に広く帰化している。カラクサガラシ、インチンナズナなどの別名もある。 == 特徴と生態 == 全体に小型の草で、あまり背は高くならず5〜10cm程度である。茎は根元から四方に多数分岐し地面を這う。葉は長さ1cm程度の単葉で深い切れ込みがあり、時に羽状になる。全体的に唐草模様のような細かい葉を付ける。花は総状花序で根生するものと葉腋につくものが有る。個々の花はごく小さく目立たない。大きさ1mm程度。花弁は0.5mm程度で屡消失していることも有る。果実は円みを帯び、二つに裂ける。〔〔 カラクサナズナは自花受粉で結実できるが、アリによる受粉も報告されている。一株の植物から約1600粒、大きいものでは18000粒以上の種子を生産し、泥に混ざって動物の蹄やヒトやアリや鳥などの足や体に付着して分散される。 本種の大きな特徴としては、青臭いような独特の強い悪臭があり、葉の形とこの匂いだけで確実に同定できる。〔〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カラクサナズナ」の詳細全文を読む
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