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アフガン・ハウンド アフガン・ハウンドは、アフガニスタン原産の長毛サイトハウンド(視覚型狩猟犬)。古代の原始的な狩猟犬の姿を残す犬種とされ〔、アフガニスタンで実用犬として用いられる一方で、華やかで優美な姿から20世紀にヨーロッパでショードッグとして改良され、人気を得た。 ==歴史== ペルシャのサルーキーが祖先であると推測される〔。北方の山岳地帯の寒冷な気候に適応し、長く分厚い被毛を得た〔〔。山地でウサギやガゼル、ヒョウ等を狩る他、遊牧民の家畜を外敵から守る番犬としても活躍した〔。アフガニスタンでは実用的な猟犬や護畜犬として今日も用いられているが〔、近年は、戦乱の影響によるアフガニスタンでの数の減少が危惧されている〔。土着のアフガン・ハウンドには、バーフルム(Bakhmul)等と呼ばれるタイプと、ハーラグ・タズィ(Khalag Tazy)と呼ばれるタイプの2つがある〔デズモンド・モリス著、福山英也監修『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、65-66ページ〕。 アフガン・ハウンドは、20世紀のヨーロッパで見栄えのする容姿が注目され、ショードッグとして本格的に改良が重ねられた〔。はじめに犬種のスタンダードの基準となったのは、1907年にイギリスに持ち込まれたザルディン号であったが、実際にその後の多くのアフガン・ハウンドの祖となったのは、1920年代にイギリスで紹介されたガズィーニ号である〔藤田りか子『最新 世界の犬種大図鑑』誠文堂新光社、2015年、418ページ。〕。1920年代以降、人気が高まり、1926年にザ・ケネルクラブに登録された〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アフガン・ハウンド」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Afghan Hound 」があります。
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