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カラスミ : ウィキペディア日本語版
カラスミ

からすみ(唐墨、鰡子、鱲子)は、ボラなどの卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干しで乾燥させたもの。名前の由来は形状が中国伝来の「唐墨」に似ていたため。
== 概要 ==
日本ではボラを用いた長崎県産のものが有名だが、香川県ではサワラあるいはサバを用いる。日本以外でも台湾イタリアサルデーニャ島ボッタルガを参照)、スペインエジプトでも作られる。原材料として、ヨーロッパではボラ以外の海産魚の卵巣も用いられ、台湾にはアブラソコムツを使うものもある。
江戸時代より、肥前国のからすみは、越前国ウニ三河国コノワタとともに、日本の三大珍味と呼ばれている〔小林弘、『読む食辞苑 日本料理ことば尽くし』p276、1996年、東京、同文書院、ISBN 4-8103-0027-7〕。塩辛くねっとりとしたチーズのような味わいは、高級な酒肴として珍重される。薄く切り分けて炙り、オードブルに供したり、すりおろして酢を混ぜてからすみ酢にしたりして使用する。
「からすみ」の名は、一説には肥前国名護屋城(現在の佐賀県唐津市)を訪れた豊臣秀吉が、これは何かと長崎代官鍋島信正に尋ねたところ、洒落で「唐墨」と答えたことに由来するとも言われている〔日本おさかな雑学研究会 『頭がよくなる おさかな雑学大事典』 p.36-37 幻冬舎文庫 2002年〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カラスミ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Karasumi 」があります。



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