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カラマンシー : ウィキペディア日本語版
カラマンシー

カラマンシー(CalamondinまたはCalamansi)は、柑橘類の一種である。東南アジアで開発され、特にフィリピンで非常に人気がある〔フィリピンでは、タガログ語でcalamansi/kalamansi、フィリピン語でlingua franca、セブアノ語でlimonsito等と呼ばれる。〕。欧米ではacid orange、calamondin orange、Chinese OrangeやPanama orange等の名前で知られる。四季を通して結実することから、中国語では四季橘(シキキツ)の名がある。沖縄県では果実を四季柑(シキカン)と呼び、主にシークヮーサーの代用として台湾から輸入した果汁が販売されている。
== 概要 ==

フィリピンや東南アジアに自生すると記述されることもあるが、実際は人工的に交雑されたもので、野生にあるかどうかは知られていない。交雑はかなり昔に行われ、その起源はよくわかっていない。一般的に、栽培されている品種の多くは、古代にアポミクシスによって作られ、その後栽培品種として選択されたものだと考えられている。カラマンシーは「マンダリンオレンジ (''Citrus reticulata'') 」と「キンカン (''Citrus japonica'') 」の交雑であると言われる。キンカン属 (''Fortunella'') を別の属とすると、カラマンシーは異属間の交雑種ということになる〔Calamondin 〕。
果実は、3~6メートルの高さの低木になり、小さくて丸いライムに似ている。大きさは普通は25~35ミリメートルだが、大きなものでは45ミリメートルに達する。果皮は緑色か橙色で薄い。果皮は甘いのに対して、味はかなり酸っぱい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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