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う蝕検知液[うしょくけんちえき] 齲蝕検知液(うしょくけんちえき)とは、歯科治療時に使われる虫歯に侵されて脱灰した部分を染める薬液のこと。 == 概要 == 虫歯の治療をする際は、虫歯を完全に除去することが二次カリエスなど予防に重要であるとされる。その際、どこまで細菌に感染されているかは目に見えないため、術者の手指の感覚で判断するしかなかった。しかし、1973年に開発されたプロピレングリコールをアシッドレッドにて染色した齲触検知液は、細菌に侵されて再石灰化不可能な齲蝕象牙質外層を染色することができるため視認による治療が可能となる〔総山孝雄-無痛修復,クインテッセンス出版, 東京, 19-43, 1979.〕。 製品としては日本では長くクラレの「カリエスディテクター」のみであったが、21世紀に入りミニマムインターベーションの概念が歯科にも導入されると、健全に近い象牙質まで切削してしまうそれまでの齲蝕検知液よりも改良されたポリプロピレングリコールによる改良型齲蝕検知液が2003年に楠らにより開発され〔、ニシカから「カリエスチェック」〔西川義昌-カリエスチェックを用いた齲蝕除去の臨床例 ; 歯界展望, 104(5), 924-930, 2004.〕が、モリムラから「ディスカバレッド」が相次いで発売され〔 (2010年4月)〕、現在3種類が市販されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「う蝕検知液」の詳細全文を読む
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