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カリーのパラドックス()は、素朴集合論や素朴論理学で見られるパラドックスであり、自己言及文といくつかの一見問題ない論理的推論規則から任意の文が派生されることを示す。名称の由来は論理学者のハスケル・カリーから。 ドイツの数学者マルティン・フーゴー・レープ(Martin Hugo Löb)の名をとって レープのパラドックスとも呼ばれている〔Barwise, Jon and John Etchemendy, 1987, ''The Liar''. Oxford University Press, p.23.〕。'The Liar''. Oxford University Press, p.23.〕。'. Oxford University Press, p.23.〕。 == 自然言語の場合 == カリーのパラドックスの自然言語版は次のような文である。 :''この文が真なら、サンタクロースは実在する。'' この文が真であると仮定する。すると、その内容からサンタクロースが実在するということが結論として得られる。これは ''conditional derivation''(条件付き演繹)と呼ばれる自然演繹技法を使った推論である。 つまり、この文が真であるなら、サンタクロースは実在する — これはその文そのものと全く同じである。従ってこの文は真であり、サンタクロースは実在しなければならない。 この文形を使えばどんな主張も「証明」される。これがパラドックスである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリーのパラドックス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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