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カルシトニン遺伝子関連ペプチド : ウィキペディア日本語版
カルシトニン遺伝子関連ペプチド[かるしとにんいでんしかんれんぺぷちど]
カルシトニン遺伝子関連ペプチド (calcitonin gene-related peptide、略:CGRP) とは、中枢神経、心臓や血管など末梢の一次知覚神経の終末および遠位端に存在しているアミノ酸37個からなるペプチドである。カルシトニン遺伝子が選択的スプライシングを受けて作られ、αCGRPおよびβCGRPの2種類の異性体が存在する。αCGRPは主に末梢の感覚神経節Aδ線維およびC線維内に、βCGRPは主に腸管の神経系に分布する〔
〕。
カルシトニン遺伝子関連ペプチドは受容体を介して細胞内cAMPを上昇させ、血管拡張、心拍数減少および心筋収縮力増大を起こしたりする。
炎症にも関連し、軸索反射により放出されると紅斑(フレア)が出る。鍼灸ではこの作用を利用し、体質改善を促進したりしている。
また、片頭痛では三叉神経末端が刺激されてそこからCGRPが分泌され、血管拡張を誘発して片頭痛が起こるとされる〔。このため片頭痛急性期治療にカルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体の拮抗薬が有効ではないかとする研究が進んでいる〔full text 〕。
== 関連項目 ==

*カルシトニン

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カルシトニン遺伝子関連ペプチド」の詳細全文を読む



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