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カルノシン (carnosine) はβ-アラニンとヒスチジンからなるジペプチドである。構成するヒスチジンの立体異性により、L-カルノシンとD-カルノシンが存在するが、天然のものはすべてL-カルノシンである。L-カルノシンのIUPAC組織名は ''N''-β-アラニル-L-ヒスチジン ''N''-β-alanyl-L-histidine である。 カルノシンはヒトなどの哺乳類では、筋肉や神経組織に高濃度に存在している。鳩やアヒル、鯨などの一部の動物において ''N''-メチルカルノシン (アンセリン)あるいはバレニンが多く見られる。 生体内において酸化的ラジカル種のラジカルスカベンジャーとして働き、酸化的ストレスから保護しているといわれている。 ==関連項目== * - 白内障の治療に用いる化合物 * - 酵素異常・欠損に因るカルノシン過剰症 * アンセリン - 抗酸化作用を持つジペプチドの一つ(鳥類から発見された) * カルノシン合成酵素 - カルノシンを合成する酵素 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カルノシン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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