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カルボラン酸[かるぼらんさん]
カルボラン酸 (カルボランさん、carborane acid) はホウ素原子11個と炭素原子1個からなる二十面体型の分子であり、分子式はH(CHB11Cl11)である。カルボランの塩素置換体であり超酸である。2004年、カリフォルニア大学リバーサイド校のクリストファー・リードが発見した〔Juhasz, M.; Hoffmann, S.; Stoyanov, E.; Kim, K.-C.; Reed, C. A. (2004). ''Angew. Chem., Int. Ed.''43: 5352-5355. DOI:.〕。'43: 5352-5355. DOI:.〕。 '43: 5352-5355. DOI:.〕。 ==構造== カルボラン酸は炭素1個、ホウ素11個を二十面体の頂点とし、さらに炭素には水素原子が、ホウ素には塩素原子がそれぞれ1つずつ結合した構造をしている。ふつう炭素の価数は+4、ホウ素の価数は+3であるが、カルボラン酸では1つの原子あたり6つの原子と共有結合している。これはホウ素が3中心2電子結合をしているためで、炭素もこの影響で6つの結合をもつ。同じような特殊な結合をもつ分子にジボランがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カルボラン酸」の詳細全文を読む
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