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カレー丼[かれーどん]
カレー丼(カレーどん、カレーどんぶり)とは、丼物の一種。 カレー南蛮を起源に持ち、それらに用いられるカレー味の汁を丼飯にかけた物である。通常は、カレーを出汁(割下)で延ばして蕎麦つゆでとき和風の味付けをしており〔『dancyu』1991年2月号・ 特集「俺のカレー、私のカレー」プレジデント社 54頁〕、多くは肉類や長ネギを具材として含む。 1909年(明治42年)、東京都目黒区の蕎麦屋「朝松庵」の主人が、洋食屋に取られた客を呼び戻すべく発明したものという〔どんぶり探偵団・編『ベストオブ丼』240頁・文春文庫〕。一般的にカレー南蛮は蕎麦にカレー(もしくはカレー風味の蕎麦出汁)をかけたものであるが、「南蛮」は「なんば」の転じたもので長ネギのことである。そのため、タマネギだけでなく長ネギも具材に使われることが多いのも、普通のカレーとは異なる点である。また、水溶き片栗粉やコーンスターチなどでとろみを増し、旨味をより引き立たせる調理法を用いる店も多く、蕎麦やうどんとは異なったとろみを持たせる店も見かけられる。 カレーの製法からもわかるように、多くはうどん屋や蕎麦屋のメニューにあることが多い。カレー丼とカレーライスをまったくの別物としてメニューに並べている例もある〔News ACT お蕎麦屋さんのメニューの謎「カレーライス」と「カレー丼」の違い〕。店によっては、出汁で延ばしていないカレーを丼によそった物をカレー丼として出す場合もあるが、浅草「河金」の河金丼(カツカレー)のように、和風カレーのソースを応用する例も散見される〔『dancyuカレー大全(上)』プレジデント社 172頁〕。京都においてはきつね丼にならい、肉ならぬ油揚げ入りのカレー丼も存在する〔どんぶり探偵団・編『ベストオブ丼』128頁・文春文庫〕。 ==注釈==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カレー丼」の詳細全文を読む
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