翻訳と辞書 |
カンキツトリステザウイルス : ウィキペディア日本語版 | カンキツトリステザウイルス
カンキツトリステザウイルス (Citrus tristeza virus,CTV) は、クロステロウイルス属に属するウイルスの一種である。ミカン属の植物に感染し、全世界で多大な農業被害を与えている。“トリステザ”(tristeza) は、1930年代にこのウイルスの被害を受けた南米の農家が名付けたもので、スペイン語・ポルトガル語で“悲しみ”を意味する。ウイルスの媒介は主にミカンクロアブラムシ による。 == 特徴 == 柔軟な桿状ウイルスであり、長さ 2000 nm、直径12 nm程度である〔Bar-Joseph M, Che X, Mawassi M, Gowda S, Satyanarayana T, Ayllón M, Albiach-Martí M, Garnsey SM, Dawson WO. The Continuous Challenge of Citrus tristeza virus Molecular Research. Fifteenth IOCV Conference, 2002- Citrus Tristeza Virus.〕。ゲノムは19.2-19.3 kbの1本鎖(+)RNAで、2種類のタンパク質で構成されたカプシドに包まれる。このゲノムサイズは既知のウイルスの中で最大級のもので、12のオープンリーディングフレームと17のタンパク質がコードされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カンキツトリステザウイルス」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|