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カントー橋 : ウィキペディア日本語版
カントー橋[-ばし]

カントー橋(-ばし、)とは、ベトナム南部のヴィンロン省カントー市とを結ぶ、メコン川最大の支流ハウ川(または)にかかる橋である。全長は2750メートル(主橋部分)あり東南アジア斜張橋では最長の橋である。

== 建設の経過 ==
ベトナムファン・ヴァン・カイ首相(当時)が2004年平成16年)9月25日に建設を計画し、2008年の終わりまでに完成させる予定だったが、崩落事故が発生しその影響で完成は遅れた(後述)。2010年平成22年)4月24日にカントー橋は完成し、ベトナム政府による記念式典が行われ、グエン・タン・ズン首相、坂場三男駐ベトナム日本国特命全権大使も招かれ、盛大に祝われた。この橋の完成により、ハノイ〜メコンデルタ迄のベトナム国道1A号線の南北縦貫プロジェクトは完成した。
この計画には4兆8320ドン(3億4200万米ドル・日本円で294億7,300万円)の費用が掛かり、日本ODA(特別円借款事業)で賄われた。この計画の請負業者は大成建設鹿島建設新日本製鐵(現:新日鐵住金)からなるJVである。
橋が出来る以前は、ベトナムの国道1号の線につながるメコン川の両岸の船着き場を、フェリーボートが大量の車両のピストン輸送を行っていたが、橋の完成によって、フェリーによるピストン輸送は幕を閉じた〔2010年4月24日ベトナムVTV:vi:Thời sự】放送より。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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