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T-REX(ティーレックス)とは、カナダのカンパーニャモータースが製造する三輪自動車(トライク)である。 == 概要 == 元レーサーでF1のメカニック経験もあったダニエル・カンパーニャは、1990年にカナダ・ケベック州に「カンパーニャ・モータース」を設立、1994年にT-REXのコンセプトカーを発表し、1996年より販売を開始した。 マシンの構想およびプロトタイプ製作は彼自身の手で行われ、T-REXを創造するのに会社設立以前から通算して8年以上を費やしている。 乗車定員は2名。車体は鋼鉄製のチューブフレームにFRP製のボディパネルが架装されており、車体重量は472Kg(乾燥重量)となっている。前2輪・後1輪の車輪配置で、並列複座の背後に搭載されたオートバイ用エンジンが後輪を駆動するMRである。そのスタイルは一見ロードスターに近いものであるが、標準モデルではドアはおろかフロントガラスさえ装備されておらず、非常にスパルタンな仕様となっている(オプションで風防を含むエアロパーツが設定されている)。 またスパルタンさは外観だけにとどまらず、ブレーキはWilwood、ホイールはRAYSやエンケイのモデルが設定され、さらに動力として2007年からの現行モデルT-REX 14Rではカワサキ・ZZR1400と同じエンジンが搭載されており、その出力はラム過給時には200PSを超え、車重の軽さも相まってわずか3.92秒で60mph(時速約100km)まで加速する性能を持つ〔CAMPAGNA MOTORS JAPAN - カナダ・カンパーニャモータース日本総代理店〕。 T-REXは販売開始以来いくどかのモデルチェンジを実施しているが、エンジンの変更が主であり、ボディスタイルなどの基本的な構成に変化はない。エンジンとトランスミッションはベースとなる車種からほぼそのまま流用している。 生産はすべてカンパーニャの工房にて、ハンドメイドで行われている。 2010年より年間の生産台数を50台に限定した特別仕様車T-REX 14RRという車種も存在する。 なお同じカンパーニャモータースが製造する姉妹車として、Harley Davidson社のVツインエンジンを搭載するラグジュアリー・リバーストライク〔V13Rという車種もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カンパーニャ・T-REX」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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