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カンピロバクター症 : ウィキペディア日本語版
カンピロバクター症[かんぴろばくたーしょう]
カンピロバクター症(カンピロバクターしょう、)とは、カンピロバクター属菌の感染を原因とするヒトおよび家畜感染症平成18年度の統計では、食中毒としては、ノロウイルスの次に患者数が多かった〔食品安全委員会 〕。カンピロバクター属菌はグラム陰性らせん状桿菌水源となる河川などの汚染により発展途上国ではありふれた病気。厚生労働省によると、少なくとも1998年平成10年)以降日本国内でのヒトの死亡例の報告はない〔〕。キャンピロバクター症とも呼ばれる。
(カンピロバクターしょう、)とは、カンピロバクター属菌の感染を原因とするヒトおよび家畜感染症平成18年度の統計では、食中毒としては、ノロウイルスの次に患者数が多かった〔食品安全委員会 〕。カンピロバクター属菌はグラム陰性らせん状桿菌水源となる河川などの汚染により発展途上国ではありふれた病気。厚生労働省によると、少なくとも1998年平成10年)以降日本国内でのヒトの死亡例の報告はない〔〕。キャンピロバクター症とも呼ばれる。
== 原因 ==

* ヒトでは1982年に食中毒菌として指定された ''Campylobacter jejuni'' と ''Campylobacter coli'' の感染によるものが大部分を占め、汚染された食品や水、保菌動物との接触により感染が成立する。''C. jejuni'' と ''C. coli'' はコレラ毒素に類似したエンテロトキシンを生産し、エンテロトキシンにより食中毒症状を発症する。具体的には、保菌動物や鳥類などのふんにより汚染源となった食品の摂取。肉(特に鶏肉)の生食や加熱不十分、飲料水、サラダ、未殺菌牛乳など。イヌネコなどのペットも保菌していることがある。2006年EU/EFSAの報告によれば、鶏肉の80%が汚染されている。汚染されても、臭いや味に変化はない〔微生物(第18回)・ウイルス(第11回)合同専門調査会資料 資料2-1 リスクプロファイルのまとめ 食品安全委員会〕。また、潜伏期間が2~5日と比較的長いことから、原因となった食品が残されていないことが多く、原因が特定されない場合も多い。食中毒事例からの検出は、''C. jejuni'' と ''C. coli'' が90 %程度とされているが、現在の検出方法は ''C. jejuni'' と ''C. coli'' 以外の検出に適していない事が原因である〔 モダンメディア 2005年3月号(第51巻3号)〕。
* ウシでの原因菌は ''Campylobacter fetus'' であり、主に交尾感染により伝播する。
: 京都市保健福祉局などの調査によれば、ウシの胆汁から ''Campylobacter jejuni'' が150検体中42検体 (28 %) から検出、全国調査では胆汁から35 %、肝臓から12 %の検出が報告されており、と殺の際に胆嚢を破らない注意が必要で、牛レバー生食による感染の危険性を示している〔京都市と畜場における牛の胆汁及び肝臓のカンピロバクター汚染実態調査 京都市保健福祉局〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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