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カンペール(フランス語:Quimper、ブルトン語:Kemper、ラテン語:Civitus Aquilonia)は、フランス、ブルターニュ地域圏の都市(コミューン)。フィニステール県の県庁所在地である。 == 地理 == カンペールの中心は古くからステル川、オデ川、ジェ川の合流地点に位置している。フィニステール県内ではブレストに次いで2番目の人口を有する。谷状のオデ川に沿って海が内陸へ進入し、河口奥の港の発展を促した。この港は集住の起源であり、カンペールの経済基盤の一つとなってきた。また古代からの交通の要衝でもある。 カンペールの地形は平坦ではなく、石炭紀(ステファニアン期)に由来する頁岩や白粒岩から成る堅固で急峻な谷間になっている。平坦で広い土地は小河川の合流部の近辺のみであり、こうした河川は雨が続くと氾濫しやすい。 人口分布の重心は少なからず移動しており、これは地理・自然の要請(海抜の変化)あるいは経済的要因(山の峰を通る交通路)などを原因とすると考えられている。その他の特徴としては、大きな谷の非対称性が珍しい。北側は凸状の丘陵になっているのに対し、南側は凹状で高さ60mの切り立った斜面となっている。 こうした地形やオデ川の流れの屈曲は、複数の断層を形成し南北間の傾斜を生じさせた第三紀の地殻変動の結果である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カンペール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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