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カード型データモデルは、データベースの構造の一つで、ある構造を持ったレコードを、単純に必要なだけ積み重ねた構造を持つ。このモデルのデータベース管理システム(DBMS)を、カード型DBMS、カード型データベース、あるいは単に簡易データベースなどと呼ぶことも多い。 ==概要== このデータモデルでは、枠の中に項目名が書かれ、そこに情報を書き込んでいく住所録のような構造をしている。もともとこれは、梅棹忠夫が、自著『知的生産の技術』で提唱した大学カードをコンピュータソフトでデジタル的に発展させたものとも言われる。 設計も操作も簡単で、動作も軽量だが、複雑・大量のデータを扱う場合は、重複したデータが多く発生し、記録に必要な容量や検索性などの面で効率はよくない。 Microsoftの表計算アプリケーションソフトウェアであるExcelなどでも作ることが出来るが、専用のソフトウェア(データベース管理システム)も存在する。 かつて広く利用されていたオペレーティングシステムのWindows3.1にも、同種の標準的アプリケーションソフトウェアが(いくつか)入っていたが、データ量が増えるに従って管理することが難しくなることから、今日では複雑なデータを扱っているデータベースにおいては、関係データベース等の他方式に置き換わっている。 しかし現在でも、携帯電話を含む情報機器の、メモ帳、住所録や電子辞書機能なども、この一種であると言える(ただし内部的には本格的な関係データベースが使われている場合もある)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カード型データベース」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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