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カープバールクラトン(Kaapvaal craton)とは、現在のアフリカ大陸の南部に存在し、この大陸の地殻の一部を形成しているクラトンの1つである 〔 現在のアフリカ大陸は、他のクラトンも内包している。 現在のアフリカ大陸を形成しているクラトンとしては、 カープバールクラトンの他、コンゴクラトンなどが有名。 〕 。 なお、カープバールクラトンは片仮名表記した時に、カープファールクラトンと書かれる場合もあるが、本稿では以降、カープバールクラトンに統一する 。 == 概要 == カープバールクラトンは、非常に古くから安定して存在しているクラトンとして知られている。始生代に属する、今から36億年前に形成された、遅くとも25億年前までには形成された(25億年前までには安定した)クラトンである。この時代の地球の地殻が現存している例は珍しく、そのような場所は、このカープバールクラトンの他は、現在のオーストラリア大陸の西部に存在するピルバラクラトン以外に知られていない。(ただし、始生代の地殻が残っているのは、カープバールクラトンの一部の場所に過ぎず、南部と西部は原生代に造山運動の影響を受けてしまっているし、東部に至っては中生代のジュラ紀にできた火成岩を含んでいる。)なお、この2つのクラトンは、かつてバールバラ大陸やウル大陸を形成していたとされる。そして、この2つのクラトンには共通点が幾つも確認されていることで知られており、バールバラ大陸が存在していた時代には、両者がくっついていたのではないかとも言われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カープバールクラトン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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