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メタトロンの兵器では、小説・ラジオドラマ作品『ガイア・ギア』に登場した架空の兵器を列挙する。 == マン・マシーン == === ガイア・ギアα === メタトロンの試作型マン・マシーン。アフランシ・シャアの専用機として設計・開発された超高性能機である。(開発コード:α000-0001) 変形機構を有し、フライング・フォームと呼ばれる飛行形態では、大気圏内をマッハ2~3で飛行可能となる他、大気圏突入および離脱ほか、エンジンを最大限に活用すれば衛星軌道への進出さえも可能である。各部を可動フレームでつないだユニット構造になっており、状況に応じてパーツの付け替えができるため、交換がしやすくメンテナンスが楽という利点を併せ持つ。また、キャノピーのガラスのような部分は液晶のような画面になっており、外部からはコクピット内を見ることができない。 武装としてはサイコミュ及び各種ファンネルを搭載し、ミノフスキークラフト、ミノフスキーバリアーに加え、機体周囲に発生するミノフスキー粒子によりコクピットを浮かせ、衝撃を緩和させるシステムをも備えている。また、機体自体の莫大な運用容量と、火器管制システムを司るFCSコンピューター・ユニットの組み合わせにより、幅広い状況に対応する、万能かつ究極のマシンとなっている。 長距離移動の際には、支援機器であるモーターボードを両脚に装着する。この内部にはダミー・バルーンやサンド・バレルなどの補助武装が備えられている。 ニュータイプであるアフランシの搭乗を前提にしており、当初よりニュータイプ専用機として設計された。機体名の「ガイア」は「地球という大地」を、「ギア」は「宇宙あるいは地球の生命をつなぐもの」という命名者の理想がこめられているが、これはまた、作品自体の問題に通じている。 本機のロールアウト後、ガイア・ギアβなどの発展・後継機が検討されたが、開発前に終戦を迎え、さらにメタトロンも解体されたためこの計画は設計段階で破棄された。そのため、アルパが現時点で唯一の「ガイア・ギア」シリーズの機体である。 設計したズィー・ジオン・オーガニゼーションが元来旧ジオン系のグループであったこと、さらにアナハイム系の技術者が関係していると思われ、全体的な印象としては、今までのモビルスーツとは異色のデザインとなっている。 ; 劇中での活躍 : 【小説】ヘラスにおけるクリシュナ奪還の際、不利を悟ったケランが無断で出撃させた。地球降下作戦前にアフランシの専用機となるが、機体のサイコミュにアフランシ自身が取り込まれていた。降下作戦、リエージュ上空での戦闘、ホンコン・マハ迎撃戦など常にメタトロンの主力であったが、リーダーの任に専念するためメッサーにその座を譲る。メッサーがウルのブロン・テクスターを鹵獲し、そちらに乗り換えた後は再びアフランシが搭乗した。最終作戦ではミノフスキーバリアーが電磁波とミノフスキー粒子に干渉してあたかも輝く光の鳥のようになった。さらにそのまま戦陣に突入した時、敵のマン・マシーンのビーム攻撃とミノフスキー粒子との干渉で周囲に爆発が発生し、多数の敵を撃破している。続いてジャンウェン・フーのギッズ・ギースを撃墜し、さらにウイング・バインダーに攻撃を直撃させることにより撃破されたと思わせた隙を突き、ウルとの決着をつけた。終戦後、機体はアイリッシュ海を越えた地点の海洋に廃棄されている。 : 【ラジオドラマ】島で追い詰められていたアフランシを救うため、ジョーが出撃させたのが初登場。直後には追撃に現れた攻撃ヘリを撃墜した。また、アフランシが初めて搭乗した機体である。その後ホンコンからアフランシと共に宇宙へ上り、ヘラスでの一件の後大気圏突入を阻止すべく出撃するものの、作戦は失敗し、そのままマハを追撃。当初はファンネルを装備してサイコミュを発動させたウルに初めて敗北するものの、修理すると同時に本機もファンネルを装備し、直後の戦闘で借りを返す。さらにジャンウェン・フーが駆るギッズ・ギース隊、ウルのブロン・テクスターとの最終決戦にも勝利し、因縁にケリをつけた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メタトロンの兵器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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