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がしゃどくろ
がしゃどくろは日本の妖怪。戦死者や野垂れ死にした者など、埋葬されなかった死者達の骸骨や怨念が集まって巨大な骸骨の姿になったとされる。夜中にガチガチという音をたててさまよい歩き、生きている人を見つけると襲いかかり、握りつぶして食べると言われる。近年になってから創作された妖怪であり、各地の民間伝承などから採取された伝統的な妖怪とは出自が異なっている。漢字で「餓者髑髏」と書く。 == 由来 ==
=== 昭和の文献 === 1970年前後に刊行された通俗的な妖怪事典の類の中で、その著者らによって創作された妖怪で、柳田國男の著書でも言及されておらず、各地の伝承にも現われていない。 妖怪研究家の村上健司や京極夏彦によれば、書籍『世界怪奇スリラー全集2 世界のモンスター』(秋田書店、1968年)での斎藤守弘による記述が初出とされる。後に水木しげるが『妖怪事典』や『日本妖怪大全』で取り上げ、広く知られるようになった。佐藤有文の著書『いちばんくわしい日本妖怪図鑑』では、浮世絵師の歌川国芳作の「相馬の古内裏」が挿絵として使用されており〔、水木が描いたがしゃどくろの姿も、国芳の「相馬の古内裏」が基になっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「がしゃどくろ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gashadokuro 」があります。
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