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ガッガル・ハークラー川 : ウィキペディア日本語版 | ガッガル・ハークラー川[がっがるはーくらーかわ]
ガッガル・ハークラー川とは、現在のパキスタン北部パンジャブ地方からインド北東部グジャラート州までを流域とした古代にインダス川と並行して流れていたとされる河川の名称。 == 概要 ==
『リグ・ヴェーダ』に「サラスヴァティー」なる川の記述があり、その所在は長らく不明であったが、旧河道跡が人工衛星で確認され、『リグ・ヴェーダ』の記述ともよく合致するため、幻の川サラスヴァティーであるとほぼ同定されている。この川の周辺からインダス文明の遺跡が数多く発見されている。 インド側の呼称が「ガッガル」で、パキスタンの研究者は「ハークラー」と呼ぶため、ガッガル・ハークラー川と呼ばれる。紀元前2000年ごろの地殻変動で土地が隆起し、インダス川の流路が変わるとともに、ガッガル・ハークラー川が干上がり涸れた川となったと考えられている。このことによってインダス文明の水上交通網が寸断され、たび重なるインダス川の洪水と塩害によって耕地が荒れてしまい、インダス文明滅亡の主因となったと考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガッガル・ハークラー川」の詳細全文を読む
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