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ガッツナイター : ウィキペディア日本語版
東海ラジオ ガッツナイター[とうかいらじお がっつないたー]

東海ラジオ ガッツナイター』(とうかいラジオ ガッツナイター)は、東海ラジオ放送(SF)が放送しているプロ野球ナイトゲーム中継番組である。中日ドラゴンズ戦を中心に行っている。
== 概要・略歴 ==

* 1955年(昭和30年)、東海ラジオ放送の前身の一つで、当時の三重県域局だった旧・ラジオ三重(近畿東海放送)で、中日戦を中心としたプロ野球中継がスタートする。当時この地方では珍しい野球中継であった事から、三重県域局ではあったものの、愛知県などにも多くリスナーが存在していた(中日スタヂアムなど)。また、もう一方の前身・岐阜県域局だった旧・岐阜放送(後のラジオ東海、現在の岐阜放送(ぎふチャン)ではない)も同様に、中日戦の野球中継を行なっていた。〔旧ラジオ三重・旧岐阜放送とも、中京圏で行われた試合については自社放送だったのか、中部日本放送(当時愛知県域局。後に広域放送に)からのネット受けだったのか詳細は不明である〕
* 東海ラジオ放送としてのプロ野球中継は、ラジオ三重とラジオ東海が合併し同局が開局した1960年(昭和35年)から始まった。当時は中日戦を中心に火・水・木・日(薄暮試合とナイトゲーム)の週4試合を放送する。翌1961年(昭和36年)〜1964年(昭和39年)まではネットワークの関係で、年にもよるが週3〜5試合程度の放送となる。1966年(昭和41年)からは前年にNRNに加盟した事により、週に放送する試合数が安定したほか、当時全国では珍しいビジター戦にリポーターを派遣する方式を導入〔中日主催試合では相手チーム担当局からアナウンサーが出張していた。〕、後に全国の放送局で導入される事となった。1971年(昭和46年)には、「ダッシュ!東海GO!GO!ナイター」のタイトルによる週7試合放送となった。翌1972年(昭和47年)には週6試合放送という現在の形となる。
* 1973年(昭和48年)に「東海ラジオ ショーナイター」に改題。ショーナイター初年度の1973年には、実況アナウンサー・解説者による放送ではなく、コロムビア・トップ南利明といったタレントをメインに据える一風変わったスタイルで放送していた(解説者やアナウンサーといった出演者はメイン出演者を手助けするサブになっていた)〔なお、東海ラジオ発の試合がNRN系列局で放送される場合は、ショーナイターとは別にNRN系列局向けの裏送りバージョンを制作する(いわゆる、二重制作)ことで対応していた(東海ラジオ放送二十年史での記述より)。〕。珍しい放送スタイルということで週刊誌で取り上げられるなど全国的に話題になったが、やはり無理があったことから、翌1974年からは、タイトルはそのままで解説者とアナウンサーがメインの放送スタイルに戻した。
* 1975年より現在のタイトルへ改題。以降中日の試合を中心にデーゲームなども含めて放送。ただし2004年度・30周年に当たる2005年度は『東海ラジオ ドラゴンズ・ガッツナイター』と称していた。
 * 番組名の由来は、1974年(昭和49年)に中日監督としてセントラル・リーグ優勝を果たした与那嶺要の口癖「野球はガッツよ!」から拝借したことによる。
* 1988年3月4日午前3時(日本時間)には、当時の中日2次キャンプ地だったベロビーチにある、ドジャースタウン・ホルマン球場で行われた『中日vsドジャース』のオープン戦を犬飼俊久の実況により中継した〔放送席はネット裏・最上段に設置した。国際電話を使用しての中継だった事から、音質はよくなかった(『東海ラジオ放送 50年のあゆみ」より)〕。
* ビジター戦に関しては、聴取率調査週間(2008年までは一般には「聞いて元気週間」と呼ばれていた)は自社制作、それ以外は系列局の裏送り制作となることが多い。基本的にはリーグ優勝が決定するまで放送するが、2007年・2011年・2013年のように優勝決定後も放送した年もある(最大延長時間の設定あり)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「東海ラジオ ガッツナイター」の詳細全文を読む



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