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カミメボウキ(神目箒、, Syn.)は旧世界(アジア、オーストラリア)の熱帯を原産とし、栽培品種や帰化植物として世界各地に広がったシソ科の植物で、芳香がある。サンスクリット語でトゥルシー(tulsi)、英語でホーリーバジル(holy basil)と呼ばれる。 茎は多毛で、多くの分岐をともなって直立し、高さは 30-60cm。緑の葉は対生で強い香りを放つ。葉には葉柄があり、葉は卵形で長さ最大 5cm、周縁部はやや鋸歯状。花は紫がかった色で、主軸が長く伸びた総状花序に密な輪生の花が付く。インドやネパールで栽培されているものには多型と呼ばれる2種類の代表的な形がある。葉が緑色の 「ラクシュミー・トゥルシー (Lakshmi tulsi)」 と葉が紫色の 「クリシュナ・トゥルシー (Krishna tulsi)」 である。 == 用途 == カミメボウキは宗教用や医療用、エッセンシャルオイルの抽出を目的として栽培されている。南アジア各地では、一般にアーユルヴェーダで使われる薬用植物やハーブティの材料として広く知られ、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神崇拝のしきたりでは重要な役割を担っている。帰依者たちはカミメボウキの植物体や葉を用いて礼拝を行う。 カミメボウキの様々な品種がタイ料理では使われ、それらはタイホーリーバジル、ガパオ、クラッパオ (กะเพรา) などと呼ばれる。タイ語でガパオ (กะเพรา) として知られているホーリーバジルの葉はタイ料理で一般的である〔http://www.thaifoodandtravel.com/ingredients/basilh.html Adventures in Thai Cooking and Travel]〕〔Gernot Katzer's Spice Pages 〕。このハーブから作られる中で最もよく知られている料理は牛肉、豚肉または鶏肉とタイホーリーバジルを強火で素早く炒めたパットガパオ (ผัดกะเพรา) である。日本ではパットガパオを白飯と炒めたガパオライスがよく知られている。 通常「」として知られている〔〔ホーラパー (โหระพา) やタイは、タイホーリーバジルと混同されやすい。「タイバジル」は別種のメボウキ()である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カミメボウキ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ocimum tenuiflorum 」があります。 スポンサード リンク
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