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ガッビアーノ級コルベット : ウィキペディア日本語版 | ガッビアーノ級コルベット[がっびあーのきゅうこるべっと]
ガッビアーノ級コルベット(, )は、第二次世界大戦におけるイタリア海軍のコルベットの艦級。 == 概要 == 第二次世界大戦中、地中海における輸送船の対潜護衛のために開発された艦で、1942年~1943年に至るまでに60隻が計画されて42隻が建造され、ドイツでも使用された〔『第2次大戦のイタリア軍艦』 p.87・111〕。 地中海を行動海域とすることから、イギリス海軍等の同種艦に比較して航続距離は短く、船体のサイズもやや小さい〔逆にイギリスでは、主任務となる輸送船団の護衛担当海域が北大西洋や北海などの荒れがちな海域であったため、より大型で航続距離や凌波性に勝るキャッスル級コルベットやリバー級フリゲートが建造された。〕。また戦域の特性を反映し、初期建造艦の一部は対水上戦闘に備えて450mm魚雷発射管を2基搭載していた〔〔イギリスは上記のフラワー級/キャッスル級コルベットやリバー級/ロック級/ベイ級フリゲート、ブラックスワン級スループ、ハント級駆逐艦などの船団護衛を主任務とする艦船には原則的に魚雷発射管を搭載せず、対Uボート戦を重視した兵装選択となっている。〕。対潜兵装として、艦尾に爆雷投下軌条(他国のものより傾斜がきつい)、舷側に爆雷投射機各舷4基を装備した〔。 推進方式としては、通常はディーゼルエンジンによって直接にスクリューを駆動し、対潜戦闘において静音・微速航行を行なう場合には電気推進に切り替えるという複合方式が採用された〔。
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