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ガド族 : ウィキペディア日本語版
ガド族[がどぞく]
ガド族(ガドぞく)は古代イスラエルの十二氏族を構成していた、部族の一つである。始祖のガドヤコブの7番目の息子で、レアの女奴隷がジルパが生んだ最初の子供である。一族でエジプトに移住する際には7人の子供がいた〔創世記30章11節〕。
== 歴史 ==
出エジプトの時には、20歳以上で軍務につくことができた男子の数は、45,650人であった〔民数記26章18節〕。2度目の人口調査の時には、40500人に減少していた〔民数記26章18節〕。
パレスチナ占領前に、荒野ではルベン族の隣、幕屋の南側に宿営した。約束の地では、ルベン族マナセ族と共に、羊飼いとして、ヨルダン川の向こう側に留まった。
ガド族は多数の家畜を所有していたので、牧畜の適したヨルダン川の東側を所有地として求めて与えられた〔民数記32章、ヨシュア記18章7節〕。
カナン人との戦いの際には、ルベン族マナセ族と共に戦う責任を負った。ヨルダン川の西部、西パレスチナの征服作戦においては、先鋒で戦った。戦いを終えて帰還する際に、ヨシュアから祝福を受けている〔ヨシュア記22章1節-9節〕。
ガド族、ルベン族、マナセ族は自分たちがヨルダン川の反対側にいる民と一つであることを表す為に、ヨルダン川のそばに大きな祭壇を築いた。しかし、これは律法に違反していたので他の部族の反発を招いた。その後、他の部族は調査団を派遣して、東側の部族が分裂活動をしている疑いはないことを確認して和解した〔申命記12章1節-4節、ヨシュア記22章10節-34節〕。
ガド族の領土は、ヨルダン川の東側の中央部の、エモリ人の王シホンが治めていた地であった。北にマナセ族、南にルベン族が位置して、北はキネレテ湖で、南はヘシュボンまでであった。
ガド族の町のディボンで、モアブの石碑が発見された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ガド族」の詳細全文を読む



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