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キアシヒタキ
キアシヒタキ(黄足鶲、''Tregellasia capito'')は、スズメ目オーストラリアヒタキ科に属する鳥類の1種である。本種はオーストラリア東部の固有種であり、その自然の生息場所は、亜熱帯ないし熱帯の湿性低地林である。頭部は灰色で、上面がオリーブ色であり、喉は白く、下面が黄色の目立たない鳥である。雌雄同色。2亜種が認められており、クイーンズランド州北部に分布する ''T. c. nana'' は小さく、クイーンズランド州南東部およびニューサウスウェールズ州北東部で稀に見られる基亜種 ''T. c. capito'' のほうが大きい。本種は虫食性である。 == 分類 == キアシヒタキは、1854年に鳥類学者により初めて記載された。長年にわたり本種は、羽衣(うい)および巣や生態に基づき、他のキバラヒタキ類とともにキバラヒタキ属 ''Eopsaltria'' に分類された。その他、巣立ち雛の羽衣の類似によりマミジロヒタキ属 ''Poecilodryas'' にも置かれた。しかしながら、本種および同類のの双方に最も近縁であるものは明らかになっておらず、そのため、1912年にが初めて起こした独自の小さな属のキアシヒタキ属 ''Tregellasia'' に置かれている。英名は Pale-yellow Robin であるが、すべてのオーストラリアヒタキ類と同様、ヒタキ科のヨーロッパコマドリ()もしくはツグミ科のコマツグミ()のどちらにも近縁関係はなく、本種は、ホウセキドリ類やオーストラリアムシクイ、ミツスイ類ならびにカラス類など多くの熱帯やオーストラリアのスズメ目からなるカラス小目 Corvida に属する。 本種の一般的な別名としては、Large-headed Robin および Pale Robin がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キアシヒタキ」の詳細全文を読む
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