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キカデオイデア目 : ウィキペディア日本語版
ベネチテス目[べねちてすもく]

ベネチテス目(ベネチテスもく、学名:''Bennettitales''、キカデオイデア目ともいう)は化石裸子植物の一群で、中生代三畳紀に現れ、白亜紀の終わり頃絶滅した。一般に太い幹、羽状複葉と茎の先につく生殖器官を特徴とし、見かけは現生のソテツ類に似ているが、気孔の配置などに違いがある。
キカデオイデア科Cycadeoidaceaeキカデオイデアを含む)とウィリアムソニア科Williamsoniaceae)の2群に分けられる。キカデオイデア科は幹が異様に太く、生殖器官(あるいは胞子葉穂)は両性で、茎の先に雌胞子葉、根元に雄胞子葉が配置し、その点では被子植物の花と似ている。ただし、具体的な形の復元には諸説ある。また、この共通性はそれぞれ独自に生じたものであり、直接の関係はないとの考えが有力である。ウィリアムソニア科は幹がやや細く、分枝し、生殖器官はソテツ類と同じように雌雄別になっている。
なお、命名の基になったベネチテス ''Bennettites'' は葉の化石に、キカデオイデア ''Cycadeoidaea'' は幹と生殖器官の化石に対して当初つけられた名で、両者はあとから同じものであることがわかった。
==ギャラリー==

Image:Bennettitales_stump_top.JPG|圧縮によって押しつぶされたベネチテス目の化石
Image:Bennettitales_stump_side.JPG|側面からみた画像。埋め込まれた "花"に注意
Image:Bennettitales_flower.JPG|花のような構造
Image:Zamites_mariposana.jpg|ジュラ紀の''Zamites mariposana''の化石葉

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